奥村源造/魔術師

Genzo Okumura / Wizard

登場作品(時系列順)

WiZARD

明智小五郎 外伝

上条拳斗

樋口海二の実験体7号として誕生。「黒蜥蜴」や「怪人二十面相」のような変身能力や高度な身体能力だけでなく瞬間移動や念動力、予知能力までも身につけており、マインドコントロールで他人を自在に操ることも可能。人造人間として生まれ、事実上最強の特殊能力者となる。遠藤平吉が研究所を脱出する際、時を同じくして彼もまた密かに姿を痕跡ごと消していた。やがて奥村多恵や恩田巧との出会いをキッカケに普通の人間としての生活を望みはじめる。しかし奥村多恵の失踪、度重なる犯罪者の野放しに対して「魔術師」を名乗って犯行開始。法で裁けない悪人を次々と抹殺する。孤高に正義を燃やす明智小五郎と接触して、対立しながらも彼を信頼。奥村多恵の捜索協力を依頼するが、恩田巧の死によって決裂。波越正義を殺害し、その容疑を明智小五郎が被るように仕向ける。その後、彼から奥村多恵殺害の瞬間を捉えた映像を渡され、暴走。奥村文代の裏切りに遭いながらも明智小五郎の右足を奪う。しかし特殊能力を無効化するウイルス「XiV」によって弱体化。最後の家族である奥村文代を明智小五郎に託して、自決する。

時系列順に物語を追っていくと「魔術師」の衣装が白から黒へと変わっていくのに対し、明智小五郎の衣装は黒から白へと変わっていることが分かる。正義に溺れて闇に堕ちていく「魔術師」と悪の呪縛から抜け出そうとする明智小五郎の関係を象徴している。「魔術師」亡き後、明智小五郎が彼を「初めての友達」と称したように、出会い方が違えば、無二の親友となっていたかもしれない。

原作での設定

1930年、『魔術師』に登場。ある一家に深い恨みを持つ「魔術師」の復讐劇が描かれている。また1934年の『人間豹』の要素も本シリーズではリミックス、類を見ない怪人としてのキャラクターが仕上がった。ちなみに『人間豹』は原作で唯一、明智小五郎に勝利して逃げのび、そのまま消息を絶ったという最大の敵である。